SEO対策
SEOとは、検索エンジンに対してホームページ及びその環境を最適化し、検索結果を少しでも上位に導こうとすることです。
ホームページを作るときに、ちょっと気になる言葉かもしれません。
SEOを売り物にしているホームページ業者がたくさんいます。
というよりもSEOを売り物にしていない業者の方が少ない。これが「売り物」でしょうか。
力のあるSEO業者というのは確かにありますが、私の目から見ても多くはありません。
必ずしも公式に発表されていない200とも言われる要素が日々更新されている検索エンジンをチェックし検証することは大変なことです。
もちろん本物の業者はすごい実績を上げますし、ギャラもとても高いです。
ときどき検索エンジンのアルゴリズムに変更があって、検索結果の順位が大きく変わり、業界が大騒ぎになることがあります。
日々、新情報や噂、都市伝説が語られる世界を追いかけることは容易ではありません。
検索エンジンの進歩に伴って、テクニックを追い求める意味も無くなってきています。
SEOについて少し知識があれば、SEOとは「当たり前のことを当たり前にすること」だと気付くはずです。
検索エンジンは、人間にとって役に立つ情報を集める仕組みです。
人間にとって不自然なテクニックを使うのではなく、まず人間にとって分かりやすいサイトを作ることを優先させてください。
Inner SEOとOuter SEO
SEOには、自分のホームページの内容を検索エンジンに評価されやすいようにするためのInnerSEOと、外部からの評価を得ることによって検索エンジンの評価を得やすくするOuterSEOがあります。
InnerSEO
ホームページ内部で出来ることを幾つかご紹介します。
1) 文章を書く
検索エンジンは「文章」を解析してホームページを分類・評価しています。
ですから、図や写真ばかりで文章が少ないホームページ、文章が入っていても検索して欲しい言葉や話題の無いホームページは、検索エンジンにとっては意味がありません。
2) 正しいHTMLの構造を実現する
ホームページを構成するHTMLは、CERN(欧州合同素粒子原子核研究機構)の科学者が1989年論文を系統的に整理するために作ったものです。
文章の構造を正しく記述したホームページは、検索エンジンに正しい情報を提供することが出来ることから、SEO上有利であると言われています。
ブログがSEOに有利である理由は、更新頻度が高いことに加えてHTMLの構造がしっかりしていることが挙げられます。
JimdoもあらかじめHTMLの枠組みが出来ていますから、自然と正しいHTMLが実現されます。
3)キーワードを重要な要素に入れる
見出し(h1,h2)や、箇条書き(li)、太字(strong)などの要素には、重要な言葉が入っていると検索エンジンは認識します。
もちろん、私たちが文章を書くときにも自然とそうなるでしょう。
何でも太字にしたりといった不自然なことは、かえって検索エンジンの評価を下げることがあります。
4)リンクをする場合は、相手のページのキーワードを入れる
他のページにリンクを張るときは、相手先のページの内容が分かる言葉にリンクを付けてください。
「詳細はこちら」ではなく、「アクセスはこちら」と言った具体的な言葉にしてください。
5)タイトルを工夫する
各ページのタイトルには、必ずページの内容を表すキーワード、それに加えてあなたの法律事務所の名前と場所が分かる言葉を簡潔に入れてください。
タイトルにキーワードを列挙するようなことが流行ったことがありますが、お薦めしません。
タイトルは検索結果にそのまま出てきます。
閲覧者がクリックしたくなるような簡潔な言葉を工夫しましょう。
6)更新するネタを作る
検索エンジンは、更新のあるホームページの方が価値があると見なします。
と言っても、更新するネタが無ければ実際にはなかなか更新は出来ません。
ブログを書いて更新情報を載せるとか、コラムのように増えていくコンテンツを用意するといった具体的な方法を考えましょう。
OuterSEO
ホームページの外側で出来ることを幾つかご紹介します。
1)信頼できるホームページにリンクを依頼する
外部から出来るSEO対策とは、端的に言うと外からリンクを張ってもらうことです。
つまり、関連性の高い、評価の高いホームページからリンクを張られているホームページは、良いホームページだと検索エンジンは評価します。
かつては、SEO業者が、関係の無いリンク集や低俗なホームページから大量のリンクを張るという手口が流行したことがあります。
結果として、検索エンジンから排除されたり、トラブルになったりすることがよくありました。
今でもランクの高いと称するホームページからのリンクを売り物にする業者がときどき居るようです。
無闇にリンクを張るのではなく、弁護士と関連する団体、社会的に信用のある団体のホームページからリンクを張ってもらってください。
弁護士関連団体はもちろん、商工会議所や士業の集まり、地域のポータルサイト、顧問先のホームページ、少し発想を変えて同窓会と言ったところからのリンクを集めましょう。
2)Yahoo!やGoogleからのリンクを得る
Yahoo!やGoogleの運営しているサービスからリンクを張ることはとても有効だと言われています。
Googleローカルビジネスセンターには必ず登録してください。
Yahoo!ビジネスエクスプレス
http://business.yahoo.co.jp/bizx/
Yahoo!ビジネスセンター
http://business.yahoo.co.jp/local/
Googleローカルビジネスセンター
https://www.google.com/accounts/ServiceLogin?hl=ja&service=lbc
3)ソーシャルネットワークからのリンクを得る
今、注目されているトピックスにソーシャルネットワークがあります。
ブログを始め、最近流行のTwitter、今やEmailを抜いたとも言われるFaceBook、日本ではポピュラーなmixiなど、いわゆるソーシャルネットワークはWeb2.0とも称されるインターネットの新しい形と言えるでしょう。
もちろん、これらの有力なソーシャルネットワークは、検索エンジンからの「評価の高い」ホームページです。ここからのリンクを張ることはSEOには有効です。
ソーシャルネットワークには、たいていあなたのプロフィールを書く欄があります。
ここに自己紹介と共にホームページのURLを記述してください。
資料
書店に行くとインターネットのコーナーにはSEOに関する書籍がたくさん並んでいます。
私は、「Google 検索エンジン最適化スターター ガイド」をお薦めします。
Googleの社内資料であり、非常に簡潔にまとめられています。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.com/2009/06/google.html