ホームページを作るときの注意点

ホームページを作るときに注意しなければいけない点をいくつか指摘しておきます。
業者に頼むときにも、これらの点には必ず注意してください。

ホームページの目的は問い合わせをもらうこと

ホームページの目的は、モニターの前の閲覧者に問い合わせをしてもらうことです。
プロのデザイナーに依頼して、綺麗なホームページを作っても、問い合わせが来なければ意味がありません。
法律的なノウハウを詳しく書いても、問い合わせに繋がらなければ意味がありません。

紙媒体との違いを理解する

紙に書かれたものを読むことと、コンピュータのモニターで見ることとは、意外と違います。
モニターもずいぶん改善されたとはいえ、紙面に比べれば理解度はまったく劣ります。
「理路整然と」「読ませ」「理解させる」ことをモニターの前の閲覧者に期待しないでください。 
誤字脱字に注意し、一文は出来るだけ短くし、箇条書きや表、できたら図で表します。
「サラッと読んでもらう」「見てもらう」「感じてもらう」ことが大切です。

難しい言葉を使わない

法律用語はもちろん、分かりやすい言葉で置き換えられるものは、出来るだけ易しい言葉で表現してください。
中学生が読んで意味が分かるか。というところを目安にしてください。

依頼者にして欲しいことをはっきりと言う

「問い合わせをして欲しい」との旨を、まず最初に目に入るところに書いておきましょう。
具体的には、最初に目に入ってしかも邪魔にならない各ページの右上部(ヘッダー右)、及びスクロールしてページを理解し終えた後に目に入る下部(フッター)に電話番号や問い合わせ時間を必ず書きます。

依頼者が聞きたいことを書く

問い合わせをしたいと思っている閲覧者は、まず自分の不安を取り除いて欲しいと思っています。
それが叶わないときにはすぐに他の弁護士のサイトに行ってしまいます。
自分が書きたいことも大切ですが、まず依頼者が聞きたいこと、知りたいことを出来るだけ網羅してください。

スクロールせずに見える範囲に重要なことを書く

インターネットでは、閲覧者はホームページを一目見て、関係ないと思ったらすぐに他のサイトに行ってしまいます。
縦に長いページを見てもらうためには、まずパッと見た範囲に興味を引くものが無ければなりません。

依頼者のニーズに合わせてページを分ける

一つのページにたくさんのことを書く場合には、十分に注意してください。
できたら、閲覧者の興味ごとにページを分けて、一つのことは一つのページにまとめる方が無難です。
「自分と関係の無いことが書いてある」と感じた閲覧者はすぐに他のホームページに行ってしまいます。
問い合わせをしたいと思っている閲覧者から見て、自分の知りたいことがまとめて書いてあるページになるように心がけてください。
同じことがいくつかのページに書かれていることはできたら避けたいですが、閲覧者にとって便利であれば躊躇する必要はありません。