弁護士は文章のプロ

そろそろ、ホームページを作る具体的な話に入りましょう。
ホームページを作るときに、必要なことが大きく三つあります。

  • 構成
  • デザイン
  • 文章

少なくともあなたが弁護士であるならば、文章を書くのは得意中の得意でしょう。
弁護士の業務の中には、説得力のある文章を書くことが要求されることが多い。
ホームページ作成業者よりもずっと訓練されているはずです。
何を書けばいいのか、つまり「構成」の部分が決まれば、例えばちょっとした雛形でもあれば、それを応用して自分の方針にあった文章を書くことは出来るでしょう。
    
もちろん、最初から完璧を目指す必要はありません*i。あとからいくらでも修正できます。
ホームページを作ることで、自分の法律事務所の方向性や特徴を考えるきっかけにもなるでしょうし、迷いも出ることでしょう。
    
大切なことは「最後は自分で文章を練る」ことです。
部分的には人の助けを借りても結構です。自分で主体的に作り上げてください。

弁護士なら0円(または格安)でホームページを作ることが出来る

「構成」「デザイン」が残りました。
    
すごく綺麗で立派で素晴らしいけれども、何か古くさい、何年も更新されている気配の無い、そんなホームページをご覧になったことがありませんか?
ホームページは生き物です。そこにある息づかいに閲覧者は気付くものです。
   

本稿では、ある法律事務所を仮定して、実際にホームページを作っていきます。
内容については、事務所によって千差万別です。自分に置き換えて考えてみてください。
自分で理解して作ったものであれば、いつでも変更したり、追加したりすることが出来ます。自分なりにどんどん工夫し手を加えてください。
検索エンジンも結局そういう「生きた」ホームページを評価します。
    
デザインについてですが、これは個人差があるところでしょう。
趣味で写真データを加工したり、年賀状のイラストを作ったりすることが出来る人であれば、あまり抵抗は無いかもしれません。
スタッフやご家族に手伝ってもらうことも出来るかもしれません。
お知り合いにプロのデザイナーや写真家が居れば、助けを借りても良いでしょう。
    
本稿では、無料で図や画像を作る方法をご紹介します。
この部分については、少し難しいと感じる方も居られるでしょう。
ここで挫折しても仕方がありません。降参してプロに頼むことも考えましょう。
ポイントをしっかり押さえてからプロに頼むことで、コストを抑えながら納得のいく自分のホームページを作ることが出来ます。

ホームページを業者に任せるな

業者任せのホームページは、確かに綺麗かもしれません。
しかし、依頼者は綺麗なホームページなど求めてはいません。
そもそもあなたの事務所の事情を知らない業者に、ホームページなど作れるでしょうか。
        
弁護士事務所を構えた限りは、集客はあなたの最も重要な仕事です。
あなたのスタンスを依頼者に訴えることを人任せにして良いはずがありません。
        
そして、あなたにそれが出来る環境は、すでに整っています。