ホームページ活用のヒント

ホームページが出来たら、今度はそれを有効に活用することを考えましょう。
        
SEOを謳っているホームページ業者は、検索エンジンで上位に表示されれば放っておいても問い合わせが来る。と言った営業を掛けてくるという話を聞きます。
ホームページのことがよく分からないと、そういうトークを信じてしまうのかもしれません。
あなたの地域に、まだ弁護士のホームページが少なく競争が無い場合、そういうこともあるでしょう。
しかし、現実には、ホームページは日々増え、より強力な競合が日々出現します。
        
私は「事務所名」もしくは「地名+事務所名」で検索したときにすぐに出てくる。というところをまずはSEOの目標にすればいいと考えます。
なぜならば、このような具体的なキーワードで検索した閲覧者は、問い合わせをする可能性が高いからです。
    
大切なことは、そのような良質な閲覧者を、どのようにしてホームページに誘導するかです。そういったホームページへの誘導方法を「導線」と言っています。
導線を充実させることは、あなたの日々の活動を豊かにし、ホームページに結びつけることに他なりません。

相手の手に渡るものには、URLを表記する

名刺はもちろん、各種書類や封筒、小冊子、セミナー案内やレジュメ、メールの署名など、目に付くもの、誰かの手に渡るものには必ずホームページのURLを記入してください。
        
あなたのお知り合いが、誰かにあなたのことを紹介するときのことを想像してください。
おそらく、その方は、あなたのホームページのことを話すでしょう。
ご自身で説明するより、ホームページのURLをメールで送るといった行動を取るでしょう。
        
弁護士に相談したい、弁護士を紹介したいと思ったとき、まず面識のある弁護士を優先するでしょう。
何かの機会に名刺交換をし、相手の手元に名刺が残りさえすれば、あなたが選ばれる可能性は高いです。
ホームページのURLを書いてあって、そこに顔写真等が載せてあれば、思い出していただける可能性も高く、話しもスムーズに進みます。
    
逆に、相手にあなたのURLを書いたものが渡るような工夫と言うことも考えてください。それがどこまで一人歩きするか分かりません。

ソーシャルネットワークを活用する

インターネットは、これまで大きな組織に有利だった世界に、小さな組織や個人が対抗し存在感を示す手段を与えました。
元々は、情報を蓄積するためのものであったホームページですが、ブログやTwitterに代表されるように、今、このときに流れている情報を汲み上げるツールになりつつあります。
        
Googleの動きを見ていても、最新情報の重視、パーソナライズ化の方向へと進んでいます。
インターネット上で「目立つ」ためにはホームページに大量の情報を蓄えることに加えて、インターネットにどれだけ活発に参加し、活動するかが問われるようになってきています。
        
最近は書店に行くとTwitter関連の書籍がたくさん出ています。
Twitterでは、政治家や著名人が積極的につぶやいていることが分かります。
彼らのつぶやきに反応したり、直接メッセージを送ることも出来ます。
        
私自身もブログやmixi、Twitterで知り合って、実際に会ったり一緒に仕事をした人が何人も居ます。
あまり縁の無いような世界の人であっても、普段から情報に接しているだけすぐに打ち解けてしまうから不思議です。

RSSリーダー

気になる話題やブログはGoogleリーダーのようなRSSリーダーを使ってフォローする習慣を付けましょう。
書くことから入るのは抵抗があるという方も、まず読むこと、読んだものに反応することから始めるとスムーズにWeb2.0の世界に入っていけます。

ブログ

ブログを書いている弁護士はとても多いです。
ブログを書くときには、まずテーマを決めましょう。漫然と書いていると続きません。
気になるブログは、読者になったり、RSSリーダーに登録し、気になる話題にはコメントやトラックバックをすることで交流を深めましょう。
相手が有名人や著名人であっても臆することはありません。意外と返事をくれたり、相談を受けたりすることもあります。

Twitter

Twitterは非常に単純な仕組みで、さまざまな使い方が出来ます。
もちろん、モバイル環境からちょっとした時間につぶやくということもあるでしょうし、ブログに書くほどでもない短い文章を書くこともあるでしょう。
私が面白いと思っている使い方として、他のサービスからの情報をTwitterに集約することがあります。
つまり、ブログを書いたり、Youtubeにコメント書いたり、といったことをしたときに、そのことを自動的にTwitterにつぶやくことが出来ます。

プロフィール

ブログサービスには、たいてい自己紹介をするスペースがあります。
もちろんTwitterやその他のサービスにもあります。
このような機会を逃してはいけません。
LinkedinやFaceBookのような世界的には有名なのに日本ではまだマイナーなサービスも含めて、プロフィールを登録しておきましょう。
Googleをお使いの方は、Googleプロフィールも登録しておいてください。
このとき、出来るだけ自己紹介の文章は統一しましょう。
写真は、ホームページで使ったものに統一します。
もちろんホームページへのリンクも忘れないでください。

仲間を増やす

できたら、他の弁護士や士業、友人知人を誘いましょう。
例えば一つのテーマを扱うブログを、何人かの弁護士や司法書士が分担して書くというのも面白いかもしれません。